世界に先駆けて考案された一点連続接触歯車の欠円ギヤを標準採用したポンプです。
欠円ギヤは、従来方式のインボリュート歯車で生じる液体の閉じ込み現象を解消し、低騒音・低振動・長寿命化を実現した液体移送用の容積型ポンプで、潤滑油・燃料油・化学薬液移送用ポンプなどの用途で採用されています。
ケーシング内部で回転する噛み合う歯車によって生ずる空間に揚液を含み、液がケーシング内周を回って吸込側から吐出し側へと移送するポンプで、容積式ポンプの一種である。
当社のギヤポンプは、欠円ギヤを採用している。
一点連続接触であるため、閉じ込み現象は起こらない
閉じ込み現象
二点が接触することにより、液が圧縮(A→B)・膨張(B→C)し、
振動・騒音の原因となる
軸受とはその名のとおり、軸を受ける機械要素部品
構造から以下の2種類に分類される
軸と軸受の接触ですべり
運動をする軸受
内輪と外輪の間に転動体(玉やころ)を入れ、
転がり運動をする軸受
使用揚液が燃料油の場合、オイルクエンチング方式を用いる。
燃料油などがシール面から滲み出た際に気化し、残留物が摺動面に堆積することでシール漏れの原因となる。
メカニカルシールの大気側に潤滑油を封入することで、摺動面を大気から遮断し、燃料油の気化を防止する