Project #2
WEB部品販売システムTowns
立ち上げストーリー
部署横断した連携で会社のDX化を進める

業務効率を劇的に変えた挑戦
「Towns」開発プロジェクトの裏側
大晃機械工業が手掛けたWEB部品販売システム「Towns」(Taiko Online Web Network System)。
従来はFAXや電話、メールで注文を受け、手作業で1日最大120件もの見積書を作成していました。
それを自動化し、お客様の購入履歴から必要な部品を提案するシステムへと変革したのが「Towns」です。
しかし、開発までの道のりは決して平坦なものではありませんでした——。
Member

プロジェクトリーダー
T.A
大晃機械/舶用事業部/
企画開発部

企画・設計担当
A.K
大晃機械/舶用事業部/
舶用部品部

システム設計担当
H.A
大晃HD/IT戦略統括部/IT戦略・企画部/アプリ開発グループ

データ作成担当
A.K (D)
大晃機械/舶用事業部/
舶用設計部/
舶用ポンプ設計グループ

見積作成担当
Y.U
大晃機械/舶用事業部/
舶用部品部/部品グループ/
部品チーム
「20社中3社のみ」
導入に後ろ向きな声との闘い


H.A
「Towns」はWEB部品販売システムで、見積書の自動作成とお客様の購入履歴から必要部品をおすすめすることもできます。実装されるまでは、お客様からの電話かFAX、メールで注文を受け、それを元に手作業で見積書を作成し、多い時には一人で1日に120件も担当することもあったんですよ。

A.K
最初のアンケート結果を見て愕然としました。20社中、導入を前向きに検討してくれたのはわずか3社。「従来の方法に慣れているから、変えたくない」というお客様の声が大多数だったんです。


T.A
それでも、このシステムがあれば業務が確実に効率化できると確信し、開発を決断しました。各部署からメンバーを集め、見積作成の仕組みを徹底的に分析することからスタートしました。

A.K
2021年にプロジェクトが立ち上がり、T.Aが企画のリーダー。もちろん、一人ではわからないことも多いので、見積作成を担当している部署から私とY.Uさん、部品のデータを作ってもらうために設計のA.Kさん、システムについて相談するためにITのH.Aさんにもチームに加わっていただきました。
「異なる専門分野のメンバーが集結」
システム開発の裏側


T.A
最初はコアメンバーが週2回集まり、システムの大枠を固めていく日々でした。通常業務と並行しながら「Towns」立ち上げもあり、本当に忙しかったです。

A.K (D)
そうですね。過去の膨大な販売実績をデータ化する必要があり、人力による作業は骨が折れました。

T.A
機種だけで7000種、ボルトなど27万点もの部品がありますからね。

A.K
見積ロジックはY.Uさんしかわからない部分も多かったので彼女の助けが必要でした。


Y.U
普段感覚で行っていた納品日の設定などをシステムで再現することは難しかったですが、A.Kさんのおかげで大部分が言語化されました。

H.A
終盤はスケジュールも押し気味でしたが、それぞれのおかげで無事リリースできました。
「使いやすい」の声が成果の証
そして次のステップへ


H.A
本当に使ってもらえるのか?という不安があった中、導入後にお客様から届いたのは、「思ったより簡単」「便利になった」といった喜びの声。

A.K
導入企業も増え、今では500名以上のユーザーが「Towns」を活用しています。

Y.U
社内の見積作成業務が大幅に効率化し、作業時間は3分の1になりました。

A.K (D)
セット販売可能な情報整理もできたので、それも売り上げにつなげたいですね。
「挑戦できる環境がある」
それが大晃機械工業の強み


A.K
このプロジェクトの成功はゴールではなく、新たなスタート。「Towns」をさらに便利に進化させるべく、AIによるデータ分析機能の導入など挑戦していくつもりです。

T.A
このプロジェクトでは、全員がMVPです。

A.K
「DXで業務変革」「お客様のためになるシステム」そんな想いを持つ人々が活躍し常識を覆すチャレンジが本気でできる環境こそ、大晃機械工業の強みだと思います。