皆さんが知っているポンプはどんなポンプですか? 自転車のタイヤの空気を入れるポンプ? 井戸水を汲み上げるポンプ? 熱帯魚の水槽に酸素を送るポンプ? みんな馴染みのあるポンプですね。 もっと身近な例では、私たちの体内で血液を循環させている“心臓”も、れっきとしたポンプです。 大晃機械は、各種産業用のポンプを作っているメーカーです。分野は大きく3つあり、造船用・陸上用(各種工場用)・環境用(水処理など)のポンプを、それぞれ舶用事業部・陸上事業部・EM事業部の3事業部に分かれて企画・製作しています。 本社は山口県田布施町にあり、本年66年目を迎えました。
ポンプの機能は、流体を“移送”することにあります。気体であれば、空気やガス、液体であれば水やオイルなどを用途に応じた容量や速度で移送します。
それがポンプの主たる機能です。また、その機能を生かして、移送ではなく、空気を抜き取る真空ポンプのような製品もあります。
大晃機械は、そうした各種ポンプを幅広く製作していることから「流体移送機器の総合メーカー」として自らを位置付けています。
近年では、省エネで高効率な能力を持つ製品の開発や湖沼水質改善用の製品など、時代のニーズに合致するポンプの開発にも積極的に取り組んでいます。
大晃機械が大躍進を遂げた「欠円ギヤ」の仕組み:2つの歯車(ギヤ)が回転することで、ケーシングと歯車の間に含まれた液体がが運ばれて、吸込側から吐出側へと送られます。 歯車は一点連続接触の「欠円ギヤ」で噛み合わせがスムーズとなり、低騒音・低振動を実現しています。
従業員一人ひとりが専門性を発揮しながら、イキイキと働ける企業でありたい。大晃機械はそう考えています。“失敗もまたよし”一生懸命に仕事に取り組んだ結果の失敗はむしろ将来の糧。事業のイノベーションはそうした企業風土の中から生まれるのです。
山口本社を核に、国内では東京・大阪に支店を置き、全国エリアをカバーするのはもちろん、積極的に海外展開を進め、アジア、アセアン諸国、さらにはヨーロッパまでの広範なエリアで事業展開しています。中国、韓国、台湾、シンガポール、オランダにグループ企業10社を擁し、サービスネットワークは世界中に広がっています。文字通り世界へ展開する、TAIKOブランドです。
商 号 | 大晃機械工業株式会社 |
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設 立 | 1956(昭和31)年4月6日 |
本 社 | 山口県熊毛郡田布施町大字下田布施209-1 TEL:0820-52-3111(代表) |
代表者 | 代表取締役社長 木村 晃一 |
資本金 | 1億円 |
従業員数 | 334名 |
売上高 | 177億円(2023年3月期) |
事業内容 | ドライ真空ポンプ、ロータリブロワ、ダイアフラムブロワ、 歯車ポンプ、遠心ポンプ、電動ディープウェルポンプ、 1軸・2軸・3軸ねじポンプ、往復動ポンプ、 油水分離器、汚水処理装置の設計製作販売 合併処理浄化槽、産業排水処理施設、農業集落排水施設、 漁業集落排水施設の設計施工 小水力発電システムの開発、設計、販売及び設備工事 |